10月18日(火)に、特定健診・保健指導従事者研修会(事業運営編)を開催しました。今年度最後となる第4回目の今回は、国立保健医療科学院 生涯健康研究部長 横山 徹爾 氏を講師に招き、令和5年度に策定するデータヘルス計画を立てるうえでのポイント等についてお話しいただきました。

データヘルス計画は保健活動を効果的かつ効率的に実施するために策定するもので、事業実施に当たっては、計画策定時から最終目標と評価指標を明確に設定したうえでPDCAサイクルを回し、定期的に改善していくことが重要と解説いただきました。併せて、事業評価計画を管理するための様式とその記入例を紹介いただき、具体的に事業計画から評価までのプロセスをイメージする機会となりました。

さらに、国立保健医療科学院が公開しているデータ集計のためのツールを紹介いただき、データ分析の手法と読み取り方についても丁寧に説明いただきました。ツールは、KDBシステムから抽出したCSVデータを貼り付ければ自動でデータ集計とグラフ作成が行われるため、簡単に各市町村の傾向や課題の把握が可能となります。

 今年度の本研修会はこれで最後となりましたが、これまでの研修で得た学びが今後の保健活動に役立つことを願っています。