2月17日(月)にIHEAT要員※を対象に感染症等の健康危機対応人材育成研修会をオンラインで開催しました。本研修会は、感染症の拡大など健康危機が発生した際に、保健所業務等に対応できるよう感染症等に関する知識や技術を習得することを目的に研修を実施するものです。
鳥取大学ウイルス学分野 景山教授を講師に、「2025年新型感染症の動向と対策」をテーマに国内外の感染症の動向やインフルエンザなどの具体的なウイルスを例に感染症対策の基本のおさらい、現在の感染症対策の進捗状況など、多岐にわたってお話いただきました。
参加者からは、現在のHIV感染症治療の進歩に驚いたとの声や、今後危惧される鳥インフルエンザ、結核の薬剤耐性の問題など、高齢化社会の脅威があることが分かった等の声が挙がりました。最新のエビデンスに基づいた情報を分かりやすく学ぶことができる良い機会となりました。
鳥取県では、今後再び起こり得るかもしれない健康危機に向けてIHEATへ登録していただける専門職の方を募集しています。家族や友人、お知り合いの専門職の方にお声掛けしていただけると幸いです。
※IHEAT(アイヒート)感染症等の健康危機発生時に保健所業務を支援いただける専門職の人材バンクのこと。
