特定健診・保健指導従事者研修会(基礎編)を7月5日(水)に開催しました。

全4回のうち、第1回目となる今回は、京都医療センター臨床研究センター予防医学研究室 室長 坂根 直樹 氏を講師とし、市町村や医療機関等から約70名に参加いただきました。

 講義では、対象者それぞれの特徴や生活習慣等を理解し、その方にとって効果的な食事・運動等の取組をいかに習慣づけるかが重要と解説いただいた後、習慣化に繋げるためのやる気を引き出す声かけやアプローチ方法、目標の立て方等について、具体的な例を示しながら説明いただきました。

 目標の立て方(スモールステップ)の例の1つとして、体重のセルフモニタリングを行ってほしい人に「毎日体重計に乗ってください」と伝えるのではなく、冷蔵庫の前に体重計を置き体重計に乗ってから冷蔵庫の中のものを食べるかどうか判断するなど、対象者独自の「マイルール」を一緒に考え、楽しみながら生活に取り入れやすい形で取組継続を目指す方法等についても解説いただき、実際の保健指導をイメージしながらすぐに実践できる知識と手法を多く学ぶ機会となりました。

 参加者からは、「保健指導未経験だが、保健指導のイメージができた。」「保健指導の流れや場面に応じた声かけなど詳しく知ることができ良かった。知識も増えてぜひ活用したいと思った。」等の声をいただきました。

 次回の研修は、今回に引き続き京都医療センター 坂根 直樹 氏を講師とし、実技を交えながら行動変容に繋がる効果的な運動指導についてご講演いただきます。ぜひご参加ください。

【次回の研修内容】

日時:令和5年8月3日(木) 10:00~12:00

場所:倉吉交流プラザ 第1研修室、第3研修室

講師:京都医療センター 臨床研究センター 予防医学研究室

室長 坂根 直樹 氏

内容:行動変容に繋がる対象者に合わせた効果的な運動指導