令和3年11月30日(火)に鳥取大学大学院医学系研究科 臨床心理学講座教授 竹田伸也氏を講師として、令和3年度第3回新型コロナウイルス感染症等対応人材育成研修会をオンライン形式で開催しました。

 本研修会は、新型コロナウイルス感染症等の感染拡大期等に保健所において業務に従事している又は従事する可能性のある在宅等保健師などを対象とし、新型コロナウイルス感染症等対応に向けた更なる知識の獲得とスキル向上を目的としています。(令和3年度に4回開催)

 講義では、「新型コロナウイルス感染症やその家族・電話相談者への心のケア」と題し、強いストレス下における心のメカニズムから、相手に届きやすい言葉や口調など具体的なコミュニケーション技術について事例を交えながら大変分かりやすくお話しいただきました。

 また、感染者等へのケアに限らず、コロナ感染症対応以外でも活用可能なストレスへのセルフケアについてもお話しいただき、支援者側のメンタルヘルスの維持への参考にもなりました。

 そして、質疑応答では実際に参加者が経験した対応事例について講師とともに解決策を考える機会となりました。参加者全員が自身の対応について振り返るきっかけとなり、今後のコロナ対応業務へのヒントが得られたのではないでしょうか。