保健事業支援・評価委員会は、保険者及び後期高齢者医療広域連合を対象にデータヘルス計画や個別の保健事業計画策定及びPDCAサイクルに沿った保健事業の立案、実施の支援、また実施された保健事業の評価について専門的見地から助言・支援を行う委員会です。

例年3回(8月・11月・2月頃)行っている個別面談による支援や、希望する保険者へ委員が出向くアウトリーチ支援を実施しています。また、支援を全保険者に広げることを目的に、支援希望保険者以外の保険者も委員会の傍聴を可能にしています。今年度は6保険者からの支援希望があり、全て個別に面談支援を行い、支援希望保険者以外にも6保険者が委員会を傍聴しました。

 計画する事業の評価指標や目標設定に関することから、効果的なアプローチ方法についてなど、内容は多岐にわたりますが、本委員会は公衆衛生学等の有識者(大学、県、保健所、市町村保健師等)から専門的知見や豊富な経験に基づく助言や支援を受けることができます。

 保健事業の実施方法等に悩む担当者にとって、本委員会での支援が課題解決へのヒントとなり、保健事業の推進に向けた後押しとなるよう、今後も同委員会を継続し、保険者支援の充実を図っていきます。

【令和4年度 主な相談内容】

事業区分

相談内容

特定健診・特定保健指導実施率向上事業

・評価指標や目標設定について

・若年層に向けた未受診者対策の取組について

糖尿病性腎症重症化予防事業

・対象者抽出条件について

・評価指標におけるeGFRなどの検査値の扱い方(または解釈)について評価指標におけるeGFRなどの検査値の扱い方(または解釈)について

・事業参加者の増加方法について

高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業

・評価期間、目標設定について

・対象者抽出について

・ハイリスク対象者に対する効果的なアプローチ方法について

第3期データヘルス計画策定について

・評価指標や目標に対応する分析内容はどのようなものが適切か