令和3年10月25日(月)に、女子栄養大学 津下 一代特任教授を講師に招き、特定健診・保健指導従事者研修会(基礎編)を開催しました。第3回目となる今回は、市町村や医療機関等から100名を超える参加がありました。

 講義では、特定健診・特定保健指導の背景や制度概要、健康なまちづくりの推進に向けたPDCAサイクル、保健指導のポイントなどを詳細に説明いただき、改めて特定健診・特定保健指導を実施する目的と手法について学ぶ機会となりました。

 

 保健指導のポイントについては、以下のとおり具体的な方法についてご助言いただきました。

(説明のあったポイント)

  • 各参加者の取り組みや悩みに対して、「これは良い、これは悪い」ということを伝える指導ではなく、対象者が「話を聞いてもらえる」、「支え手が増える」と感じられるよう、その方の応援者となり一緒に頑張るという意識を持つことが大切
  • 健診結果などの数値を並べて説明するのではなく、エビデンスを示しながら対象者がすぐに(1~2週間で)始められそうなことを一緒に見つけることが、対象者に自身の問題を自分事として捉えてもらい、行動変容を促すきっかけ作りにつながる など

 参加者からは、「制度概要などについて必要最低限しか理解できていなかったので、とても勉強になった。」、「改めて保健指導の大切さと工夫の必要性を感じた。」などの声がありました。