特定健康診査とは?

特定健康診査とは、40歳以上の方(後期高齢者医療の対象者を除く)を対象に実施される健康診査で、毎年受診することができます。
メタボ健診などと呼ばれることもあったため、そのイメージから肥満を調べる健診と誤解される方もあるようですが、この健診の目的は生活習慣病の予防・早期発見であり、その中には糖尿病や高血圧なども含まれています。
「痩せているから大丈夫」ということはありませんので、受診券が手元に届いたら、毎年必ず受診してください。
※がん検診などその他の健診の受診券とセットになっていることがあります。
※人間ドックとして実施される場合があります。
※健診実施機関や時期などについては、保険者の広報物や窓口などでご確認ください。

特定保健指導とは?

特定健診の結果、保険者が必要と判断した場合には、生活習慣の改善に向けた特定保健指導を受けることができます。
特定保健指導では、保健師や管理栄養士などの専門職と相談しながら、あなたに合った生活習慣改善プログラムを組み立てていきます。

特定健康診査をお勧めするワケ

例えば糖尿病は、血中の糖が血管を傷つけ、特に毛細血管の集まる部位に悪影響を与えます。 すると、目の毛細血管を傷つけて失明する可能性がありますし、腎臓の毛細血管が傷つけば人工透析になる可能性もあります。
また、脂質異常症や高血圧になれば、脳梗塞や心筋梗塞になる恐れもあります。
生活習慣病は徐々に体を蝕むため、何か自覚症状が現れた時には重症化していることも珍しくありません。
特定健康診査を定期的に受診することで、そういったリスクの予防・早期発見につながります。

いつまでも健やかに暮らすため、特定健康診査を毎年受診して下さい。